今回ご紹介するのは、ドラゴノーツのリンドブルムユニットに所属するパイロット、ソウヤ・アキラ。あのライナ・クロムウェルとチームを組んで活躍しているといえば、その実力がいかに評価されているかがお分かりになるだろう。そんな彼女だが、ISDAに入局するまでの経歴は他のパイロットとは若干異なっているという——。

——アキラさんは元々、警察官を志望していらしたとか。

「え? ああ、そうだよ。生まれが東京の下町なもんでね、ガキの頃からよく地元のお巡りさんに面倒見てもらって育ってきたんだ。だから、あたしも大きくなったらあんな風になりたいなと思ってたんだ」

——それで現在ISDAのパイロットをされているというのは大きな変化だと思うのですが、何かきっかけはあったんですか?

「4年前にISDAからスカウトがあったんだ。何でも、あたしにパイロットの適性があるっていう話だったんだけどね。その適性が何かっていうのは、一言では説明できないんだけど……。とにかく、町を守る警察官も、地球を守るISDAも、みんなの平和のために働くのは一緒だからと思って、ISDAのアストロノーツ養成プログラムへの参加を決めたんだ。ま、いろいろ悩んだことは悩んだんだけどな」

——それまでとはまったく違う環境に飛び込んで、最初は戸惑われたのでは?

「そうでもないぜ? 確かに訓練はきつかったけど、体力勝負は慣れっこだから(笑)。隊の連中も悪いヤツじゃないしな。ライナはむっつりだし、ジークリンデはツンツンしてるけど、話してみるといいとこあるんだよね。あと、ここに来て初めて、心から信頼できるパートナーに出会えたのもよかった。彼女と二人三脚でやって来られたからこそ、あたしもISDAのパイロットとして一人前になれたんだと思う」

——今後の活躍にも期待しています。

「タナトスの脅威とかいろいろあるけど、まあ大船に乗ってつもりで安心しててくれ!」



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